先輩看護師からのメッセージ

木村病院(病棟看護)①

新しい職場はライフステージの変化にも対応

Q1:木村病院への転職のきっかけや入職して良かったことは?

前職は当院と連携している総合病院の消化器内科で病棟勤務。そこでは、当院の患者さんが急変した時に運ばれて来て、治療を終えたら戻っていくケースが多かったのですが、そうした中で患者さんたちの様子や聞いたお話から当院には“良いイメージ”を漠然と抱いていました。転職を考え始めた時期に当院の求人を知ったのですが、抱いていたイメージも後押しして入職を決めました。
入職して良かったことは、「1時間休憩をとるのが当たり前」ということを思い出させてくれたことですね(笑)。総合病院の常勤にありがちですが、それまでは食事や休憩の時間がなかなか取れず、残業も多かったんです。今は残業も少なめだし、ワークライフバランスが取りやすい環境。ほかにも託児所も新設されたし、産休・育休中の人、育児中で時短の人もいるので、自分が将来、結婚や出産をしても長く働けそうだと思います。

Q2:教育体制は整っていましたか?

入職時はプリセプターが2名ついて指導してくれました。計画表に従って、何が出来るのかを順番にチェックし、毎日気づいたことをコメントしてくれました。2人ともとても気にかけてくれたし、日勤でも夜勤でも相談できたので、心強かったです。当院では中途採用がメインだからか、とても大事にしてもらったという印象です。

木村病院(病棟看護)②

子育て中でも働きやすい、やりがいのある回復期看護

Q1:木村病院の特色はなんでしょうか?

社会情勢に沿って変化を遂げてきた病院で、その都度でいろいろなことが学べます。現在は回復期の看護が中心。回復期リハビリテーションの認定看護師も3名います。
今年1月に院内保育が始まったのも大きな特色です。これまではなかったので、産休でそのまま退職してしまう看護師やセラピストもいました。私自身もブランク明けで入職し、子供2人を育てている身です。主任の立場としても、そうした環境を整える必要性を感じ、「院内保育を作ってほしい」と要望を出していたので、念願が叶いました。より一層、子育て中のお母さんやお父さんが働きやすくなったと思います。ほかにも希望休は月3回、バースデー休暇や介護休暇もあるのも魅力だと思います。

Q2:木村病院が大切にしていることは?

回復期の看護は急性期と違った観察や判断も必要です。近年では高齢者の独居や老老介護、認知症の人同士で介護をしているケースなどもあり、そうした中で患者さんの「家に帰りたい」などの希望をどうやって叶えていくのかが重要です。退院がゴールではなく、退院後の患者さんが「どうしていきたいか」も大切にしています。例えば、ある患者さんが毎朝、喫茶店でモーニングを食べる習慣があるとします。その場合、家から喫茶店までの距離、杖の必要性の有無など、そうした部分までご家族と一緒に考えます。昨年からは退院支援の看護師と退院後訪問も始めました。回復期の介護は難しい部分も多いですが、その分やりがいもありますね。

名東老人保健施設

長い看護師キャリアを生かし、老健でも師長として奮闘中!

Q1:名東老人保健施設はどんな施設ですか?

住み慣れた家庭での生活を目標にして、リハビリや看護・介護などを行う在宅強化型施設です。入所してから3ヶ月間は毎日、集中的なリハビリを行い、ある程度の日常生活が出来るようにお手伝いをします。その後は在宅、あるいは別の施設に繋げますが、3ヶ月過ぎたからといって状態が良くない方を移動させることがありません。できるだけ良い状態になるまでケアマネや相談員が調整して、次の段階に移っていただきます。中には1ヶ月といった短期で在宅に戻られる方もいらっしゃいますね。法人全体では複数の施設を備えているので、何かあった時の連携も取りやすくなっています。

Q2:やりがいを感じるときは?

利用者さんの“生活の部分”を感じながら、活き活きとした表情を拝見できるのは、やりがいを感じますね。治療が中心の病院と違い、施設は生活中心の場です。ADLの範囲が広いので、普段の生活に近い日常を送ることができます。また、毎日が単調にならないようにゲームをしたり、歌を歌ったり定期的なレクリエーションも行っています。そんな時は病棟のベッドで寝ていらっしゃる時とこちらで過ごされているお顔は全然違うなと感じます。皆さん良いお顔でシャキッとしていらっしゃるんですよ。それは病院で勤務しているだけでは見えないところですね。

リハピネス星ヶ丘

全く知らない訪問看護に飛び込み、助けてもらいながら勤務中!

Q1:訪問看護に入職した理由は?

以前は別の業界で働いていましたが、人に関わる仕事がしたくて介護士として病院に転職しました。看護師資格にチャレンジしようと思ったのは45歳の時です。年齢的にも「無理だろう」とは思いましたが、ちょうど娘も看護学校を受験する時で、学校は別でしたが2人とも合格出来ました。国試も母娘で一緒に受けたんです。新卒で急性期の病院に勤務した後、こちらを紹介されたのが入職のきっかけです。

Q2:施設のよいところはどこでしょうか?

一番良いところはなんでも相談できるスタッフがいることです。入職した当初は訪問看護を全く知らなかったので不安がありましたが、先輩も多かったので助けられました。対象もサ高住内のみですので、困ったことがあっても相談しやすいですね。
ほかには、看護師業務以外にもいろいろと学べるところです。例えば、病院だと看護にかかる費用や何が利益面で重要なのかが分かりませんが、こちらでは施設運営の仕組みや費用設定も教えてくれます。ちゃんとお給料に反映できることをやっているんだと分かればやりがいもありますね。あとは施設がきれいなので、気持ちも明るく働けますね。

先輩介護士からのメッセージ

Q1:介護士のしごとをして嬉しかったことは?

利用者様が入所されるときにお身体のことや退所後に誰と、どこで、どのように生活するのかをお聞きしています。

私が入所対応を担当したある利用者様が退所されるときに、「一番最初に対応してくれたのが、あなたで本当に良かった」と声をかけてくれました。その方は、1年以上施設で生活されたのですが、長い生活の中でも私が一番最初に対応したことを覚えていてくれて、その対応を褒めていただけたのは何よりも嬉しかったですね。

この他にも、集団生活になじめなくて少し心を閉ざし気味の方が心を開いてくれて「ありがとう」と言っていただいたときも嬉しかったですし、介護のお仕事は「ありがとう」と言われる機会が多いので、たくさん嬉しい気持ちになれるお仕事です。

Q2:桂名会を選んだ理由は?

いくつか参加した実習先の中で、一番楽しく働けました。
友人の付き添いで参加した学校の説明会、それが介護と私が初めて接点を持ったときでした。元々おばあちゃんと話すことが好きだったこともあり、説明会で聞いた先輩たちの話はとても興味深く、楽しく思える内容だったのでその学校に進学を決めました。

入学後は介護をはじめ様々な福祉の授業があるのですが、実習も3回あり、その中の一つが、いま勤めている名東老人保健施設でした。
他には特別養護老人ホームと障がい者施設にも伺ったのですが、名東老健が自分の望む介護に一番近かったですし、何よりも楽しくお仕事ができたことが選んだ一番の理由です。

また、これは入職後のいま思っていることですが、子育てしながら働く職員へ様々な配慮をしてくれるから産後も働き続けられる点も好きな理由の一つです。

Q1:介護士のしごとをして嬉しかったことは?

名東老健は春の遠足・夏のお祭り・秋の文化祭・冬のお正月と、イベントを年4回開催しています。

2015年の夏祭り担当の一人に任命された自分は、利用者様に子どものころの夏祭りを少しでも再現できるように綿飴の出店を企画。
当日は多くの利用者様に食べていただき、「数十年ぶりに食べられた」「子どものころを思い出す、懐かしい味」など、みなさんに喜んでいただき多くの感謝の言葉をいただきました。
その時の童心に帰った利用者様の素敵な笑顔に、非常にうれしい気持ちになりました。

このように、自分の仕事によって喜んでいただいている場に立ち会えたり、その場で感謝の言葉をかけていただける仕事って実は少ないので、この仕事の最も良いところです。

Q2:桂名会を選んだ理由は?

キャリアを築くために必要な研修の充実。
自分のように資格がない中で介護の仕事を始める方は、まず介護福祉士の資格を目指す方が多いと思います。
桂名会への入社を決めた理由の一つは、キャリアアップのための研修が充実しているからです。

介護福祉士をはじめとした資格取得に向けた内部研修はもちろん、医療法人のため褥瘡(床ずれ)予防や院内感染予防など介護以外の研修にも自由に参加できます。手厚いサポート体制の中で、介護職員としてのキャリアイメージを持つことができたことは、何よりも大きな決め手でした。

先輩リハビリスタッフからのメッセージ

木村病院①

チームで支え合い、問題を解決・改善できる職場です

Q1:入職のきっかけや、やりがいは?

患者さんと密な関わりが持てる回復期のリハビリテーションに従事したいと思ったのが入職のきっかけです。元々は新卒で回復期病院に入ったのですが、もっと勉強が必要だと思い、総合病院に転職。クリニック、デイケアと経験を積んできました。介護保険事業や外来もひと通り経験し、改めて回復期リハに戻りたいと思ったんです。当院を選んだ決め手は「地域に根付いているな」と感じたこと。施設が開放的でキレイなのも魅力的でした。
回復期リハは患者さんの人生に関わる瞬間があります。麻痺のあった手を動かせるようになった、歩けなかった方が歩けるようになった、そんな時に患者さんが喜んで涙を流している様子を見ていると「この仕事に就いて良かった!」と思います。そうした瞬間に立ち会えるのはとてもやりがいを感じます。

Q2:木村病院のすばらしいところは?

法人内にさまざまな領域の施設がそろっている事です。地域とも密接しながら急性期、回復期、老健、在宅と患者さんに寄り添っていけます。PT(理学療法)だと、チーム制で動く体制が整っているところ。チーム内で情報を共有し、誰かの手が空いてない時はフォローできるようになっているので効率が良く、ほとんど残業もありません。働きやすいと思いますね。

木村病院②

法人内のさまざまな現場を経験し、スキルアップ!

Q1:法人内でいろいろな部署を経験された感想は?

元々は木村病院に勤務していたんですが、面談の時に施設や訪問リハビリにも興味があると伝えたんです。それで話を回して下さって、去年は老健で1年間、集団リハビリや3ヶ月間毎日リハビリを行う短期集中プログラムを経験しました。現在は訪問と外来でリハビリを行っています。異動の相談も考慮してくれて、法人内でスキルアップができたのは貴重な経験でした。老健の現場はより良い状態でご自宅に戻っていただくために、「こういうことに絞ってやっていこう」という事をしっかり考えさせられました。また、病院、老健、在宅を経験したことで連携の取り方を学ぶことも出来ました。例えば病院から老健に移動される患者さんがいた場合、病院でその方の担当していた人に老健へどのように申し送るとスムーズに移行できるかアドバイスができるようになりました。

Q2:コミュニケーションで気をつけていることは?

異動によっていろんな現場を知ることができ、僕自身も患者さんと話す内容が変わってきました。具体的にはどんな生活をされていたのかなどより深く患者さんを知ろうと心がけるようになりました。
多職種との連携については、特に病棟スタッフは意識しています。1日の訓練時間は3時間。残りの21時間を患者さんがどう過ごすかでリハビリの効果は変わってきますので、自主訓練メニューも提示しつつ、看護師さん、介護士さんの協力も欠かせません。ほかにもOT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)と話す時間を設けるようにしています。おかげで職種間の壁を感じたことはないですし、上司も優しい方ばかりで相談もしやすく働きやすい環境です。

木村病院③

新卒から結婚・出産を経ても働き続けられる、子育て世代に優しい職場

Q1:木村病院のリハビリテーションとは?

木村病院は患者さんが良くなっていく過程をしっかり見られる「回復期の病院」です。リハビリテーションの特徴としては、1人の患者さんに対してチームでアプローチを行うところです。メリットはさまざまな視点で患者さんを見て、より良いリハビリが何かをディスカッションできるところ。1人で悩まずに課題を解決できます。他にも急な休みが必要になった時は他のスタッフが代理を務められることです。普段から話し合いや情報を共有しているので、患者さんに負担をかけずにそういった事が可能なんです。

Q2:子育て世代が働ける職場

学生時代に当院で実習を受けて、新卒で入職しました。以来、ずっとここでお世話になっています。当院は育児への理解があるので、産休・育休も2回取って、下の子どもが3歳になるまでは育児時短も使っていました。最初の産休時はマタニティ用のユニフォームがなかったのですが、現在はそういった部分も整っていて、産休中のスタッフは4人、子育て中のスタッフは私を含めて4人と子育て世代が増えています。お互いに育児情報を交換したり、悩み相談したり、支え合っているのでママさん、パパさんも働きやすい職場だと思います。

名東老人保健施設

家族の理解や職場の体制に助けられて、子育て中も常勤勤務

Q1:病院とは違った面はどんなところですか?

在宅強化型老健として、在宅環境に合わせた訓練に力を入れています。例えばひとり暮らしの方の場合、可能な限りご自宅を見に行き、冷蔵庫からお茶を出して入れる、洗濯物を運ぶといった些細な日常動作や使っている道具なども確認して、環境に合わせた訓練を行います。お食事を作る方には調理の訓練も行っています。
他部署との連携が取りやすいのも特徴です。看護師さんや介護士さんとも気軽に情報交換をしていて、自分のやりたいことや考えを実践できるのは楽しいですね。今は法人内の施設全体で「リハビリに取り組んでいる」と言えるように、環境づくりからリハビリテーション部が取り組みを始めています。例えば、レクリエーションでリハビリ的な運動要素を取り入れてもらったり、リハビリ時間以外でも自主的に訓練できるメニューを考えたりしています。セラピストだけでなく、みんなでリハビリに取り組める体制を作れればと思っています。

Q2:育児に理解ある職場

当施設は育児に理解があるのも特徴です。実は私はここで働きながら4回ほど産休・育休を取っていて、常勤で勤務しています。家でじっとしているのが得意じゃなくて、家族に協力してもらいながらですけど(笑)。他にも育休明けで復帰したスタッフが3名います。終業を子どものお迎え時間に間に合わせてくれる体制もできていて、子育て中のママさんやパパさんに「ここなら大丈夫!」と思っていただける雰囲気の職場ですね。一方で子育てをしていないスタッフに負担がかからないように出来るだけ業務の効率化を意識しているのも特徴ですね。